Windows10 更新できない・動作が重い等の解決ツール(fix it)

最近の修理依頼ではWindows10が異常に重いので解決してほしいというものが多くなってきました。

大半の場合Windows アップデートがうまく動作していないため、何度も何度もアップデートを試行してリソースを使ってしまい(主にHDDが100%使用の状態が続く)パソコンが激重の状態になるというものです。

こちらに関しては以下のような解決方法をお試しください。

Windows10の不具合改善方法①「Windows10のトラブルシューティングツールを使用する」

WindowsXPなど古いバージョンのWindowsでは「Fix it」と呼ばれるトラブルシューティングのツールが用意されていましたが、Windows7からは「トラブルシューティング」というメニューが追加されました。

Windows10では画面右下のWindowsメニュー(もしくはキーボードの左下辺りにある漢字の田のような窓マーク)を押すと展開されるスタートメニューから歯車のアイコンをクリックし、Windowsの設定メニューを開きます。

windowsメニューとWindowsの設定メニュー
windowsメニューとWindowsの設定メニュー

次に更新とセキュリティメニューをクリックしトラブルシューティングを選択します。画面右側から不具合があると思われる項目を選択し、表示される案内に従って不具合の検知や問題の修復を行います。

windowsの設定メニュー
windowsの設定メニュー

下記の画像では諸々のトラブルの要因になる可能性が多い「windows Update」をトラブルシューティングしています。

windowsトラブルシューティング

前述したように最近ご依頼いただくことが多いWindows10がものすごく重たい症状の場合は、概ねWindowsのアップデートが失敗していることが原因であることが多いためトラブルシューティングのwindows updateの項目をクリックし問題解決を行ってください(軽度の場合はwindows updateの更新履歴などを保存するデータが壊れている為、不要な更新を繰り返し重たくなるというもの、重度のものではWindowsのアップデートに関わるファイルなどが破損している場合で、トラブルシューティングでは解決できずWindowsのインストールDVDなどを使ってWindows自体を修復するなどの大掛かりなものとなります。その場合はお近くの業者さんにお願いする方がいいかと思います。)

もしこれでうまくいかない場合は後述するMicrosoft easy fix(旧称:Windows Fix it)を使用して問題を解決してみてください。

Windows10の不具合改善方法②「Microsoft easy fixを使用する」

マイクロソフトでは以前のWindowsでも使用されていた問題改善ツールのWindows Fix itMicrosoft easy fixと名称変更しまとめて公開しているページがあります。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2970908/how-to-use-microsoft-easy-fix-solutions

Microsoft easy fix

もし前述のトラブルシューティングメニューから改善しない場合はこちらをお試しください。

※ブログ記事をお読みいただきお電話・コメント欄にて相談いただく場合がございますが、対応に関しては業務の範囲内にて大変恐縮ではございますが原則有償となります。予めご了承いただければと思います。

ホームページからダウンロードしたWordやExcelのファイルが編集できない

ネット上のホームページからダウンロードしたWordやExcelのファイルが編集できない場合は、悪意のあるマクロの自動実行を防ぐために編集がロックされている為です。

ホームページからダウンロードしたWordやExcelのファイルを編集する為の解決方法

WordやExcelでファイルを開いた際に画面上部に表示される「保護ビュー」で「編集を有効にする」のボタンをクリックします。

保護ビューで編集を有効にする

なぜインターネット経由で入手したドキュメントファイルの編集がロックされるのか?

WordやExcelで利用されている「マクロ」はWindows上で動作するアプリケーションを作成するためのプログラム言語「visualBasic」(ビジュアルベーシック)の簡易版のようなもので、Windows上で作られたファイルの操作が可能です。
その為Windows98やWindowsXPでは「ワーム(worm)」というウィルスが大流行しましたが、これらはマクロで作成されたワームウィルスが感染したPCで自己増殖し、メールソフトを操作しまた別のユーザーへばら撒かれることで大規模な感染を行い、近年でも亜種が見つかるなど警戒が必要な状態です。

この為インターネット経由で取得したWordやExcelのファイルはマクロが自動実行できないようマクロの自動実行や編集がロックされています。(マクロは入力操作をきっかけに実行されるようにすることもできるため)
大半のワームウィルスはセキュリティソフトを入れていれば感知・駆除ができますのでインターネット経由でダウンロードしたファイルは念のためスキャンを行い、ウィルスが感染してないことを確認した上で編集するようにしましょう。