ホームページからダウンロードしたWordやExcelのファイルが編集できない

ネット上のホームページからダウンロードしたWordやExcelのファイルが編集できない場合は、悪意のあるマクロの自動実行を防ぐために編集がロックされている為です。

ホームページからダウンロードしたWordやExcelのファイルを編集する為の解決方法

WordやExcelでファイルを開いた際に画面上部に表示される「保護ビュー」で「編集を有効にする」のボタンをクリックします。

保護ビューで編集を有効にする

なぜインターネット経由で入手したドキュメントファイルの編集がロックされるのか?

WordやExcelで利用されている「マクロ」はWindows上で動作するアプリケーションを作成するためのプログラム言語「visualBasic」(ビジュアルベーシック)の簡易版のようなもので、Windows上で作られたファイルの操作が可能です。
その為Windows98やWindowsXPでは「ワーム(worm)」というウィルスが大流行しましたが、これらはマクロで作成されたワームウィルスが感染したPCで自己増殖し、メールソフトを操作しまた別のユーザーへばら撒かれることで大規模な感染を行い、近年でも亜種が見つかるなど警戒が必要な状態です。

この為インターネット経由で取得したWordやExcelのファイルはマクロが自動実行できないようマクロの自動実行や編集がロックされています。(マクロは入力操作をきっかけに実行されるようにすることもできるため)
大半のワームウィルスはセキュリティソフトを入れていれば感知・駆除ができますのでインターネット経由でダウンロードしたファイルは念のためスキャンを行い、ウィルスが感染してないことを確認した上で編集するようにしましょう。

【PC故障やウィルス感染に備える】久留米地域職業訓練センター 初心者向け情報セキュリティー講座まとめ

■情報セキュリティ(個人・個人事業主様)事前のご質問についての回答

ウィルスに感染しないようにするためにはOS(「オーエス」windowsやmacOSなどの基本ソフトウェア)やアプリケーションのアップデートをしなければウィルス感染してしまう可能性があります。

ここでは講習前にご質問いただいた内容を元にウィルス感染を防ぐためにOSやソフトのアップデート、突然の故障に対応するためのバックアップ方法について回答します。

★OSやアプリケーションのアップデート

○windowsのアップデートと設定の確認(Microsoft updateを使用するとOfficeも更新可能)

https://www.microsoft.com/ja-jp/safety/protect/musteps.aspx

○アプリケーションのアップデート

▶︎ブラウザの場合

Internet Explorerやedgeはwindowsのアップデートに含まれます。
Chromeは自動で更新。
その他のブラウザでは更新案内が表示されるのでダイアログで更新の許可を行いブラウザの再起動を行います。

ブラウザの拡張機能(プラグイン)に関しても通常は更新案内が表示されます。
ブラウザの拡張機能で必ずアップデートしたほうがいい項目としては

「Flash」(ブラウザでアニメーションを再生するソフト)
https://get.adobe.com/jp/flashplayer/
※2020年に配布終了が決定

「Adobe Acrobat」(PDFと呼ばれる電子書類データを閲覧するソフト)
https://get.adobe.com/jp/reader/

「Java」(Flashのようにブラウザ上でイラストやアニメーションを描画したり、ファイルの書き換えなどを伴うプログラムなどを動かすための言語及びその実行環境)
https://java.com/ja/download/installed.jsp
※Internet Explorerなどjavaが動作するブラウザでjavaのバージョンが確認可能

▶︎その他のソフトの場合

通常はブラウザと同じように更新案内のメッセージが表示されますので、ダイアログで許可を行い更新を行います。

★セキュリティソフト(ウィルス対策ソフト)のアップデート

▶︎通常は他のアプリ同様パターンファイル(ウィルスに対応するためのデータ)自動でアップデート(更新)するので通常は意識しなくても良い。

▶︎無料版セキュリティソフトと有償版の違いを把握しましょう。

・無料版→任意の時だけパソコンの中のファイルをスキャン、FireWall(「ファイヤーウォール」 防火壁)機能や駆除機能が含まれていない場合も。

・有償版→常時侵入チェックを行い、駆除を行う(その為パソコンの動作が遅いと感じる場合も)

・ブラウザでのみ動作するもの(パソコン内のファイルには対応していない)→McAfee SiteAdvisor、ノートン セーフサーチなど

★パスワードの件

数字、記号、大文字、小文字を併用しなるべく長くすること。
たとえば同じ8文字のパスワードでも、数字、記号、大文字、小文字を組み合わせた8文字は、小文字のみ8文字のパスワードより3万倍も推測が困難。
https://support.google.com/accounts/answer/32040?hl=ja

以前は無意味な文字を羅列する方が良いとされていたが、短い単語に数字、記号、大文字、小文字を組み合わせ、ある程度覚えやすくし、サイト毎や定期的に変える方が良い。
(どんなに無意味な文字の羅列でも時間さえかければブルートフォースアタックで解読されてしまう恐れ)

○パスワードが漏れた可能性のチェックができる。
https://haveibeenpwned.com/

 

★メールアカウントの設定

通常メールは受信するとそのPCにデータが残り、PCが破損した場合はメールのデータも紛失します。
メールの受信方法には前述の「POP」という最近まで一般的だった受信方法と、最近主流になってきた「IMAP」という受信方法があります。

「IMAP」は受信フォルダにデータを残しPCから遠隔でメールサーバー内のメールを操作する形で、メールサーバーのデータが破損しない限り、PCが壊れた際にもパソコンに同じ設定を行えばメールのデータを復元することができますし、スマホとPC、もしくは別のPCにも同じ設定を行えば、どれかの機器でメールを開封したり削除すれば他の機器でも同じように作業しな内容が再現されます

outlookでのimapの設定例
https://answers.microsoft.com/ja-jp/outlook_com/wiki/oemail-oapps/outlookcom%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB/0f386717-009a-4a54-9996-0747f2b86465

またメール受信の際には「SSL」や「TLS / STARTTLS 」と言った暗号化しながら送受信する方法を選択します。

 

★万が一の為のバックアップ設定

windowsのバックアップ
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17127/windows-back-up-restore

・復元ポイントを作成することでソフトのインストールやファイルの破損によるwindowsの不具合を正常なところまで戻すことができる。

・システムイメージを外付けのHDDなどにバックアップしておけばWindows丸ごとバックアップできているのでHDD故障の際にも復元ができる(ファイルの部分的な破損でWindowsが不調の場合は「システム修復デイスク」や「回復オプション」などで修復するか、パソコン購入時に付属する「リカバリディスク」やPC内の「リカバリドライブ」からWindowsを再インストールしシステムイメージから復元する)

・win7 システム修復ディスクの作成方法
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17423/windows-7-create-system-repair-disc

・win8 USB回復ドライブについて
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17422/windows-8-create-usb-recovery-drive

・win10 回復ドライブについて
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4026852/windows-create-a-recovery-drive

リカバリメディアがない場合

windows7以降ではWindows再インストール用のDVDやCDを作成するためのisoイメージ(ディスクを書き込むための元データ)がダウンロードできるが、メーカー製のPCの場合はダウンロードができない場合がある為注意が必要(メーカーPC付属のWindowsのライセンス[OEMやDSP版]はメーカーが一括購入し製品に割り当てているので基本的なサポートはメーカー側が行う形となっている為、紛失した場合は各メーカーから有償で購入となる)

下記のページでパソコンの横や裏にあるライセンスキーを入力し、ダウンロード可能なライセンスであればiosファイルがダウンロードできる

win7
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows7

win8
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows8ISO

win10
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO

isoイメージはwindows7以降であれば書き込み可能なディスクドライブがあればDVDなどに焼き付けが可能

「Windows 7/8.1/10でISO/IMGファイルをCD/DVD-Rに書き込む」
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1305/13/news070.html
[出典:@IT]

 

【求人】テレビ放送局のネットワーク構築業務

テレビ放送局のネットワーク構築業務に関するお仕事です。ご紹介ご希望の方はお問い合わせフォームもしくは0949-24-0620までお問い合わせください。

業務内容 テレビ放送ネットワーク構築・放送周辺機器ドッキング・システム障害対応・社内PC周辺機器更新
必要スキル ・各種ネットワーク構築経験・コミュニケーション能力が高く、フットワークが軽い方
想定年収(残業込み) 350万円~450万円
勤務時間 10:00~18:00
残業時間(h/月) 平均20時間/月
勤務地 福岡県福岡市早良区
最寄駅 福岡市地下鉄西新駅
他、補足事項アピールポイント 概ねテレビ局内でのお仕事です

【求人】半導体製造工程の歩留り向上、生産性改善、コスト低減、装置の修理や部品交換などに関わる業務全般

半導体製造工程に関するお仕事です。ご紹介ご希望の方はお問い合わせフォームもしくは0949-24-0620までお問い合わせください。

業務内容 半導体製造工程の歩留り向上、生産性改善、コスト低減、装置の修理や部品交換などに関わる業務全般
必要スキル ・半導体製造装置メンテナンス・コミュニケーション能力が高く、フットワークが軽い方
想定年収(残業込み) 300万円~400万円
勤務時間 ①08:00~18:30 実働:9.0H
②10:00~20:30 実働:9.0H
③20:30~06:00 実働:8.5H
④22:30~08:00 実働:8.5H
残業時間(h/月) 平均10時間/月
勤務地 大分県大分市内
最寄駅 日豊本線鶴崎駅
他、補足事項アピールポイント 4勤2休で休日が多い職場です
jetpack

WordPress更新時に出る Allowed memory size エラーの解消法

WordPressへの更新時

Fatal error: Allowed memory size of  ~

のエラーが発生した場合、各サーバーで設定しているphpのメモリ上限(memory_limit )を超えてメモリを使おうとしている為にエラーが発生します。
場合によってはサイト全体がエラーとなり管理画面にも入れないようになってしまいます。

この症状解決方法は2つ

memory_limitを上げる

各サーバーによってPHPの設定を変更するにはphp.iniや.htaccessまたwp-config.phpなどを編集することによってmemory_limitの設定を行うことができます。

Fatal error: Allowed memory size of  許可されているメモリリミット bytes exhausted (tried to allocate 上限以上に使おうとしたメモリの量)

の様にエラーが出ますので上記の「上限以上に使おうとしたメモリの量」以上にmemory_limitを設定できれば解決します。

WordPressのブラグインを止めてみる。

ただmemory_limit既にサーバーの上限に達している場合は使用しているメモリを減らすしか方法がありません。
WordPressのプラグインにはプラグインごとの負荷を表示できるものがありますので、負荷が大きいもの(≒メモリ消費の大きいもの)を止めると改善できます。(Advanced Metricsタブを使用すればWordPressが使用しているメモリの使用量<Memory Usage>等も確認できます)

P3 - Plugin Performance Profiler の画面
プラグインの負荷が確認できる「P3」( Plugin Performance Profiler)プラグイン。 jetpackの負荷が高いことが確認できる

メジャーなプラグインではjetpackがダントツの負荷率なのでもしエラーで管理画面に入れない場合は試しにFTPで「/wp-content/plugins」の中の「jetpack」ディレクトリをリネームまたは削除するとエラーが解消されるかと思います。

今回はkagoyaの共用サーバ(memory_limit 80M )でWordpress 4.8–jaの更新時でこのエラーに遭遇。